これはあまりおすすめできない「そして、バトンは渡された」

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© 2021映画「そして、バトンは渡された」製作委員会

泣ける泣ける、と大絶賛されているようだが、血のつながらない娘のために3人の男を手玉に取る「魔性の女」の母親(石原さとみ)に感情移入できなかった。実の親であるならともかく、そこまでみぃたん=優子(永野芽郁)にすべてを捧げて、あげく行方不明になって病気で死ぬというのは、いくらなんでも都合が良すぎる話なのではなかろうか。

実の父親(大森南朋)は、勝手にブラジル移住を決めた時点で「親失格」だ。

二人目の父親(市川正親)も、なぜみぃたん込みで母親を受け入れたのだろうか。みぃたんにピアノを弾かせたいから? そしてその元妻を看取り、みぃたん=優子が結婚するまで面倒を見ていられるのか、大いに疑問。

三人目の父親(田中圭)が一番しっくりくる「義父」ではあった。優子との距離感が絶妙でいい父親だった。

そして、最後に「そうか、『バトン』ってみぃたん=優子のことだったのか」と知った途端冷めてしまった。5人の親が回すバトン、か。自我を持った一人の人間をモノ扱いしていいんだろうか?

愛想笑いを振りまく優子をいじめていた子たちが、優子も苦労していると知ったとたん急に手のひらを返すようにいい子になるのも、不自然すぎる。

役者については疎いので、配役については言及しないでおく。

最後にささいなことではあるがどうしても我慢できないのが、僕の大好きなドビュッシーの「アラベスク第1番」。あれはテンポが遅すぎる。音楽の先生が突っ込まないことに違和感がありまくりだった。

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