笑いつつしみじみさせられる「ミセス・ダウト」

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ロビン・ウィリアムズの多才な演技が光る作品。(惜しい役者を失ったものだ)

子供を喜ばせること以外は仕事も私生活もからっきしダメな夫。
キャリアウーマンな妻がぶち切れて離婚を突きつけ、調停の結果わが子たちに会えなくなってしまう。
それで一計を案じ、老家政婦に変装してわが家に忍び込む…というドタバタコメディ。

いつ周りにバレるのかハラハラして見ていた。まぁ、早くに上の子2人にバレるけど。
幼い末娘の心を傷つけないように、3人の秘密に。
父の奇行を受け入れてくれた子供たちも心優しい。

最初はフライパンを焦がすし、いくらうまく変装しても中身がともなっていなかったが、しだいに料理や掃除の腕前もあげていく。それとともにひとり暮らしのアパートも清潔にととのっていく。
一生懸命努力したんだなぁ、と感心。

「応急処置もできますわ」と言っていたのを終盤で実践したのは偉いが、その原因(唐辛子アレルギーの男の食事にたんまり盛った)を作ったのは自分だろう、とツッコミを入れておく。

冒頭で吹き替え声優としての仕事をクビになった彼が、ラストでは老婆の姿でTVの人気番組のキャラクターになっていて、ほっとした。
それが妻や子供たちの心をもつかみ、裁判所の監視員なしで我が子と遊びに行けるようになって、めでたしめでたし。

番組への投書に答えて「家族にはいろいろな形があるけれど、あなたは誰かに必ず愛されている」は、そのまま自分に言い聞かせているようだった。

この映画はロビン・ウィリアムズ自身が企画に関わっているそうで、心優しかった彼らしい。
監督は、のちに大ヒット作「ハリー・ポッターと賢者の石」のメガホンを取るクリス・コロンバス。

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