ついに明かされる常守朱のミッシングリンク~人間は「作られた神」に従うべきなのか、「正義」と「真実」とは~「PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE」

この記事は約13分で読めます。
Sponsored links
この記事はアフィリエイト広告を利用しています。

2012年に最初のテレビシリーズが始まったアニメ作品、「PSYCHO-PASS サイコパス」の新作映画を観に行きました。実に11年目となる完全新作です。

5月15日14:50~17:10、109シネマズ広島、7番シアター。
(余談ですが、今回から109シネマズの「ポイント会員」に入ったため、エグゼクティブシートを普通の値段で予約することができました。この無料会員登録はお勧めです。詳しくは 109シネマズ シネマポイント会員 をご覧下さい。)


Sponsored links
Sponsored links
Sponsored links
Sponsored links

アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」についての簡単な解説

  • 公式サイト https://psycho-pass.com/
  • 西暦2020年以降、貧富の格差等が原因で世界各地に紛争が勃発。国際情勢は大混乱に陥った。
  • 日本は、市民の心理状態を「数値化」して評価し、職業適性を決め、また「犯罪係数」と呼ばれる数値を基に犯罪を未然に防ぐシステム、「シビュラシステム」(以下「シビュラ」)を作り上げた。人々はその数値を俗称「サイコパス」と呼んでいた。そして、遺伝子操作を加えた穀物でほぼ100%の食糧自給率を達成し、海外に依存しない経済を維持。荒廃した他国からの難民流入を防ぐため、鎖国政策を敷いていた。
  • 厚生省公安局刑事課一係は、犯罪係数の高い「潜在犯」を捕獲・収監し、場合によっては「ドミネーター」と呼ばれる特殊な銃を使って鎮静、あるいは殺処分する役目を負っていた。
  • 主人公のひとり、常守朱(つねもり・あかね)は公安局への適性を買われ、「監視官」として任に就く。その下には、潜在犯であるがために犯罪に対し優れた嗅覚を持つ「執行官」がいる。以前は監視官だったが事件捜査にのめり込み過ぎたため潜在犯となった狡噛慎也(こうがみ・しんや)他数人の執行官たちが常守を支えていた。
  • 「人は法によって人を裁くべき」という信念を持っている常守と、「人が法で裁けないものは実力で排除する」と行動する狡嚙は、ある事件の終結を機会に、いったん袂を分けた。狡噛は国外へ逃亡する。
  • シビュラの正体は、犯罪係数が本来高いはずだが計測できない「免罪体質」の人間たちの脳の集合体AIであった。シビュラからそれを打ち明けられた常守は、そんな根本の危ういシビュラの庇護で現在の日本の平和が保たれていることを認めつつ、いつかは人間が人間を統治する社会を取り戻す理想を抱くのであった…。
  • 詳しい年表はこちらを参照。 https://psycho-pass.com/archive/story/
  • 放映(公開)された順は、テレビ版1期→テレビ版2期→劇場版→テレビ版3期→3期完結映画「FIRST INSPECTOR」→劇場版短編3本→本作。
    ストーリーの時系列は、劇場版短編2作目→テレビ版1期→テレビ版2期→劇場版→劇場版短編1作目→劇場版短編3作目→本作→テレビ版3期→3期完結映画「FIRST INSPECTOR」。

本作「PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE」のあらすじ

”PROVIDENCE”とは英語で「(神の)摂理」という意味である。

シビュラの社会的成功により、政治家達は国内法の廃止へとかじ取りを始めていた。
その会議の席で異議を唱えていた常守のもとに一報が届く。日本近海を航行していた船舶を武装集団が襲撃、乗船していた行動経済学者ストロンスカヤ博士が殺害されるという事件が発生。
常守はストロンスカヤ博士を隠密裏に招いた人物、厚生省官僚の慎導篤志(しんどう・あつし)と共に現場へ向かうが、その場は外務省局長の矢吹と行動課のフレデリカに捜査権を取られていた。
武装集団の正体は、かつて海外での強襲任務のため外務省により結成され、現在は野良部隊と化し、アジア圏で紛争を焚き付けている、通称「ピースブレイカー」。それを率いる砺波(となみ)らは、いわば”首輪を外された猟犬“。
ピースブレイカーを始末する任務を負うフレデリカと、国外の失踪先でフレデリカにスカウトされた狡嚙が、厚生省一係と合流する。(劇場版以来の)狡嚙との思わぬ再会に戸惑う、常守と狡噛の元同僚・宜野座(ぎのざ)。
常守らは、遺された「ストロンスカヤ文書」の受取人に指定された雑賀(さいが)博士を護衛するため、国際私書箱が置かれている九州・出島へと向かう。その場をも襲ってきたピースブレイカーとの激しい戦闘。攻撃は彼らの一網打尽を目論んだ外務省・矢吹の情報リークに基づいていた。しかし、外務省の部隊は彼らの脳ハッキングにより同士討ちで全滅。そして彼らはなぜか犯罪係数が規定値よりも低く、ドミネーターが起動しなかった。私書箱に文書がなかったことを知ったピースブレイカーによって突き落とされかけた雑賀は、助けようと必死にその手をつかむ常守に「正義も真実も多面的だ。上から見なければ理解できないこともある」と言い遺して落下、命を落とす。ピースブレイカーの一人、甲斐・ミハイロフと肉弾戦を繰り広げる狡嚙だったが、なぜか甲斐は優位に立っていたにも関わらず、狡噛を見逃す。矢吹はピースブレイカーに拉致される。
雑賀を死なせてしまったことで自らを激しく責める常守に、「全て終わったら好きなだけ泣いていい」と声をかける狡噛。
そして常守は、一連の事件をあたかも予定調和であるかのように導いている慎導篤志に密かに疑いの目を向け始める。
砺波は秘密拠点で「ジェネラル」と呼ぶ謎の存在を神のごとく崇め、ピースブレイカーの兵士に訓戒を垂れる。他方で拉致した矢吹を拷問し、ストロンスカヤ文書の所在を吐かせようとする。
ドミネーターの効果がないため「違法武器の押収」を名目にピースブレイカーの拠点・阿蘇への強襲が許可された。事前に察知した砺波らは逃亡していたものの、狡嚙と宜野座は自首してきた甲斐を捕縛、彼が連れてきた矢吹を保護する。実は彼は、矢吹と慎導の指示により送り込まれたスパイであった。ピースブレイカー達の犯罪係数が低い理由、そして外務省職員らの自滅は、彼らの脳に埋め込まれたチップを砺波が操作していたからであった。ストロンスカヤ博士に直接手を下したのは甲斐であったが、それは博士も望んでいたことだった、と彼は狡噛に語る。タバコを一服差し出す狡噛。
ストロンスカヤ文書、すなわち「行動経済学に基づき紛争を拡大させることも可能なシミュレーション理論」を脳内のチップに隠していた甲斐を、砺波の意識が憑依した矢吹が襲う。矢吹を殺し、次に甲斐が持つ文書を手に入れんと目論み彼に憑依した砺波を阻止するため、必死で自我を保ち自害しようと苦しみつつ「弟の烔(けい)を頼みます」と呻く甲斐に、慎導はとどめの一射を加える。
表向きは厚生省公安局局長、その実体はシビュラの義体である禾生(かせい)から「これ以上情報を隠し切れない。矢吹の死の責任は取ってもらう」と告げられた慎導は、家族(烔と自分の息子・灼(あらた)達)の身の安全の保証を取り付ける。そして「あなた方シビュラは人間の可能性を信じますか?」と問う。「愚問だな」と一蹴する禾生。
烔とミハイロフ博士の愛娘・舞子との結婚式が執り行われる。慎導は常守をその席に招待し、二人に温かい祝辞を述べた後、禾生から「餞別」に受け取った拳銃で自らの頭を打ち抜く。父・篤志と義理の兄・甲斐の死の理由が理解できず泣き叫ぶ灼に、常守は「真実を探しなさい」と告げる。
東京に呼び戻された常守は、禾生から、砺波が北方列島で独立宣言をしたこと、そして彼のサイコパスが極めてクリアであったことを聞かされる。「彼らは我々シビュラに友好的だ。ストロンスカヤ文書を彼らに渡せ」と指示する禾生。甲斐が守り抜いた文書と慎導篤志の遺志を継ぐため、常守は一係と外務省行動課との共同作戦で砺波を法に基づき逮捕することを独断で決意する。言うまでもなく彼女に賛同する一同。砺波と、彼が崇拝する「ジェネラル」を打倒するために、常守・狡噛・宜野座・フレデリカらは北へと出発する…。

(C)サイコパス製作委員会

まとめと感想

テレビ版「PSYCHO-PASS サイコパス 3」より。(C)サイコパス製作委員会

テレビ版3期の冒頭で、2期までは有能・優秀な主人公だった監視官・常守朱が収監施設に幽閉され「殺人者」の烙印を押されていたこと、および主人公が唐突に新たな監視官、慎導灼と烔・ミハイロフの2人に代わっていたことに戸惑ったPSYCHO-PASSファンは私を含めて多かったようです。
本作は、テレビ版2期と3期の間に何があったのかをついに明らかにした、待望の映画でした。

日本が法律の廃止へと傾きつつある一方で、厚生省官僚である慎導の働きによって海外からの難民の受け入れ態勢も進んでいました。常守はつねづね法の価値を信じて行動しており、またシビュラの正体を知る者として法の廃止が社会に何をもたらすかを危惧しています。一方で慎導もまた、甲斐や烔、そしてストロンスカヤ博士の娘・舞子らロシア系移民の安全を守るために法の存続を願っていたのでした。春節の準備で移民たちがにぎわっていた出島で、慎導は転んだ子供を優しく抱き上げていましたね。実は慎導も(テレビ版3期で明かされた通り)シビュラの正体を最初から知っており、灼の少年時代の思い出として幾度も現れていました。免罪体質者である息子、灼(の脳)がいずれシビュラに取り込まれることを阻止しようとしていた慎導は、幾度となく「社会的な嘘」をつき続けて現在の地位にまで登り詰めてきました。烔と舞子の晴れの場で「正義はいくつもあるが、真実はただ一つです」と暗に常守に聞かせるかのように祝辞を述べ、彼はこの世から退場します。「正義はいくつもある。俯瞰して見るように」と常守に言い遺した雑賀は慎導の後輩であり、彼は雑賀の死の責任も感じていたのでしょう。「あなたの経歴はまるで用意された道を進んでいるかのように失敗がない」と常守に迫られた慎導は、もしそこで砺波の憑依により甲斐が「脱走」する事件が起きていなかったら、彼女に何と答えようとしたのでしょうか。口を開きかけた際の彼の答えはいくつも推測できますが、そこは観た人々それぞれ違うことでしょう。私は、彼は常守に包み隠さず自分の生きてきた目的を語ったのではなかろうか、と想像しています。灼や、その幼なじみの甲斐や烔への愛情と思いやりの念を。

(C)サイコパス製作委員会

劇場版では、東南アジアのシーアンにシビュラが輸出された際の陰謀を捜索する常守の前に再び現れた狡噛に、彼女は銃を構え「あなたを逮捕します」と鋭く言いました。宜野座もまた「これ以上常守に重荷を背負わせるな」と狡噛を一発ぶん殴って彼を見逃します。その後、劇場版短編第3作「恩讐の彼方に__」があり、狡噛は両親を虐殺された復讐を誓う少女との出会いから、個人的な復讐心で殺人を犯した自分を徐々に客観視できるようになり、フレデリカの誘いに乗って外務省付きの「飼い犬」となって帰国。
気に入ったシーンがひとつ。ベランダでタバコを吸いつつ自分から常守に電話をかけた狡噛。彼に「もし私が誘ってたら日本に帰りましたか?」と問い「さあな」とだけ答えられた常守朱「ちゃん」は、ソファーにもたれて深々とため息をつき、「謝って欲しかっただけなのにな…」とボソッとつぶやきました。いつも気を張っている朱ちゃんの、まだ25歳の女の子らしい一面が覗けた気がしました。

(C)サイコパス製作委員会

そして、砺波。外国の戦場でやせ衰えて死んだ子供を抱えた彼はどのような心境だったのか、そしてなぜ「ジェネラル」なるAI(どうやらシビュラのサブシステムとして独立して稼働していたらしい)に心から従うようになったのかが、最後に明らかにされます。「人が人を支配し続ける限り、必ず誰かが不当に殺される。ならば人間が自ら作った全能の神であるシビュラが人間を支配するのが正しいのだ」と叫ぶ彼。相対する常守は、それでも人が人を法で支配すること、そして「議論して考え続けることが大事なの」と主張しました。砺波に「お前は魔女だ!」と罵声を浴びせられ眉間に銃口を突き付けられても「あなたを法で裁きます!」ときっぱりと言う常守の固い決意に、震えるほどしびれましたね。真っ向から対立する、砺波と常守の信念、というか正義。

(C)サイコパス製作委員会

そして、彼女を救うため、テレビ版1期と同様にまたしても銃を使い、砺波を射殺した狡噛。そんな彼に、常守は今にも泣きそうな顔で「もう一度やったら許さないって言いましたよね…」とつぶやきます。砺波に足を撃たれて動けず、狡噛にお姫様だっこされて救出されていく「朱ちゃん」がなんだかかわいそうに思えました。友情でも恋愛感情でもない、奇妙な関係の二人。

さて、ピースブレイカーの件は慎導と矢吹の独断により引き起こされた不祥事としてケリをつけたシビュラ。そして彼らは常守を慎導の後釜に据えようとします。彼女はシビュラの予想に反してそれを受け入れ、その代わり殺人の嫌疑で収容された狡噛の釈放を希望しました。
ここからが常守の決意の恐ろしさでした。厚生省主催の任命式の席上で、彼女は禾生「局長」を拳銃で「射殺」します。逃げ惑う来賓たち。常守の第一の後輩である霜月美佳が彼女にドミネーターを向けても、もともとサイコパスが悪化しにくい体質である上に、霜月も承知の通り禾生はシビュラの化身であるサイボーグですから、常守の犯罪係数はほとんど上がらず、手が出せません。「一係をお願い、美佳ちゃん」「そんなの、納得できません…!」。
「驚くべきことに大衆の面前での凶行にも関わらず常守容疑者の犯罪係数は低く…」「政府は法の撤廃方針を一旦白紙に戻し…」とニュースでアナウンサーらが報じます。自らを生贄にして法の存続という願いを成就した常守。「これがあなたの答えですか?」とシビュラに問われて「法はきっとあなたたちをも守る」ときっぱりと言います。そして、かつて雑賀とストロンスカヤ文書の件で語り合った同じ部屋に収監されて、感情の込みあげるままに号泣…。

いやあ、辛いわ。テレビ版1期第1話の常守の初々しい、おどおどびくびくしていた様子からずっと見ていた一視聴者としては、「よくまあここまで成長してくれたね、でももっと自分を大事にして…」と言いたかったです。彼女と入れ替わりに釈放された狡噛が「きっと迎えに行く」と小さくつぶやく。これがテレビ版3期の冒頭につながるのですね。

(C)サイコパス製作委員会

さて、砺波の主張する「人間は自らが作った神『シビュラ』に支配されるべきである」という件についてです。難しい問題です。人は過ちを犯します。それも何度でも繰り返して。22世紀の世界は日本を除き悲劇に満ち満ちています。究極的には砺波の言う通り、人間はAIに支配されつつ生きるべきなのでしょうか?

私はそうは思いません。まず、砺波はシビュラやジェネラルが免罪体質者の脳をつないだAIであるという根本原理を知りませんでした。「ストロンスカヤ博士の脳をジェネラルに接続したが上手く行かなかった」と語った点でそれが分かります。さらに、常守が持ち込んだドミネーターに隠されていたストロンスカヤ文書を吸収したジェネラルは、自らの判断でシビュラの一部となることを選択して機能停止。砺波が文書に期待していた、さらなる紛争の拡大、結果的に世界がシビュラの庇護下に置かれるという構想は実現しませんでした。

そもそも、テレビ版1期で免罪体質者の槙島(まきしま)が数々の極悪非道な殺人事件を実行・扇動していたこと、そして2期での飛行機事故による多体移植実験の産物・鹿矛囲(かむい)に至っては、シビュラの監視網にすら引っかからない「透明人間」とさえ呼ばれながら多くの監視官と執行官を殺害したことから、シビュラの「限界」が分かります。
シビュラは「全能の神」ではないーーそんなものに人類の未来を託せるでしょうか?

(C)サイコパス製作委員会

外務省の「猟犬」として育てられ、紛争地帯で地獄を見た末に逃亡し「はぐれ狼」ピースブレイカーを率いた砺波が至った結論、「人が人を支配すること自体がこの世に災いをもたらしている」という思想は分からなくもありませんが…、上で述べたシビュラの限界を知らなかったのが砺波の不幸でしたね。

常守が身を挺して守った法は、果たして今後の人間社会、そしてシビュラにどのような未来をもたらすのでしょうか。「考え、議論し続けることが大切」と主張して隔離施設に入った彼女の意思が、せめて今後の話で成就することを願います。
(なお、3期完結映画「FIRST INSPECTOR」の終盤で、常守は霜月の下に就く執行官として表舞台に復帰します。詳細は省きますが、それもシビュラの判断であり、もし続編があるのなら重要な要素として活躍することが期待できます。)

(C)サイコパス製作委員会

個人的に気に入った場面について触れます。刑事ものとして推理や捜査のシーンが多かったテレビ版1期などと異なり、本作は東南アジア・シーアンを舞台とした「劇場版」と同様、シビュラの統治を象徴するドミネーターが活躍する場面が少なく、銃やナイフでの戦闘が多かったです。手に汗握る銃撃戦と格闘シーンにハラハラさせられました。

特に、冷静沈着な執行官・須郷の活躍が目立っていましたね。北方列島へ侵入する手段の彼の「心当たり」は、元軍人としてのコネを利用した潜水艦。そしてピースブレイカーの巨大なドローンをハッキングする時間を稼ぐために戦闘機を乱舞させる操縦テクニック。しびれますね~。
もちろん、分析官として後方を援護する唐之森(からのもり、相変わらずセクシー!)、ハッキングの腕をふるう雛川(ひなかわ)、口先では常守に悪態をつきつつも本部の守りはバッチリの霜月らも活き活きしていて、嬉しかったです。

本作の公開に合わせて、TwitterやYouTubeなどネットのみならず、グッズ販売や10周年記念イベントが開催されるなど、今年はPSYCHO-PASSで大いに盛り上がりました。

このまま終わりということは、まさかないでしょう。
続編を期待しています。

Follow me!

MastodonPAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました