「ソードアート・オンライン」、略してSAO。
原作小説は世界各国合計で3,000万部に達し、TVアニメ化されて今年で10年、その間4期のシリーズが作られ、全97話に達する、化け物みたいな人気作品です。
今日は、「プログレッシブ」シリーズの劇場版第2作「冥(くら)き夕闇のスケルツォ」の公開日でした。
9時開始の上映では、声優さんたちの舞台挨拶があるというので、それを見てきました。
「これこれはネタバレになるのでネットにはまだ上げないで下さい、ご注意を」という司会のお姉さんのアナウンスつき。
む、むずかしい。どうやってブログに書けばいいものか…。
この作品を知らない方に簡単に説明すると、現在のVR(バーチャル・リアリティー)ゴーグルをさらに進化させたヘルメットのような装置を装備し、完全に没入できる仮想世界が2022年に完成。ところがそのゲームには開発者がしかけた恐ろしい罠が…。ログアウト不可能、ゲーム内で死ぬと現実世界の実体も死ぬ、VRヘルメットを無理に外そうとすると脳を焼き切られて死ぬ…という、まさに死のゲーム、「ソードアート・オンライン」。
その中で、主人公の少年キリトと少女アスナは、多くの他のプレイヤーたちと協力しあい、時にはいがみあい戦って、生き延びる目標のゲームクリア最上階第100層を目指す…。そんな壮大なお話です。
僕は原作を読んでおらず、テレビアニメもまだ初期しか見ていません。
「オーディナリー・スケール」という劇場版もあるそうですが、そちらも未見です。
昨年上映された第1作「-プログレッシブ-星なき夜のアリア」は、本来キリト視点で進んでいたSAOを、新たにアスナ視点で描きなおした作品でした。つまり、まったくゲームに慣れていなかったふつうの少女アスナが、いきなり地獄のゲームに突き落とされるという始まりです。
SAOについてある程度の予備知識があればこれなら理解できるし、なかなか面白かったので、今回も見ることにしました。
言っちゃいましょう。これは前作よりも面白い。必見です。
あと、アスナのおしりとおっぱいと絶対領域ときれいな髪ばっかり見てました。はい。
IMAX版もありますが、どうなんだろう、見て比較してはいないけれど、画質はふつうの上映館でも楽しめるのでは、と勝手に想像しています。
舞台挨拶に登壇したのは、アスナ役戸松遥さん・キリト役松岡禎丞さん・アルゴ役井澤詩織さん、主題歌を歌った藍井エイルさんの4名様でした。
まさか、司会のおねえさんも交えて3人の女性が「アスナのお風呂シーンがどうのこうの」と話し出すとは思わなかったなー。アスナってもう、制作側の方たちの間でも「お色気キャラ」として認知されてるんですねー。
あと、アルゴ役の井澤詩織さんはふだんから特徴的な声質をしているので、作中でもキャラの性格とあいまって目立ってました。
話をもとにもどしましょう。
覚悟を決めたプレイヤーたちの間で、パーティーだったかギルドだったか言う二大勢力ができあがり、協力して上層を目指す流れになったのですが、ベータテスターとしての経験からかなりゲーム「SAO」を知っているキリトは皆からうさんくさがられ、みずからもパーティーからは距離をおいています。そして、前作とくらべ剣士としての腕をめきめきと上げたアスナは、キリトとともに行動しています。ところが、そこにPK=「プレイヤー・キラー」の影が襲いかかる…。
はたしてプレイヤーたちは、ダンジョンの敵キャラやPKどもを相手に今後どういう戦い方をするのか。
そんな物語の先が見えてきます。
言っちゃいけないようなのでぼかすと、前作で壊れたかに思えたアスナの友情は戻ります。これ以上は、実際に見てお楽しみ下さい。
実はこの作品は、1月にはアフレコもとうに終わっていたのですが、新型コロナウイルス感染症のせいなのか、一時「公開日未定」になっていました。満を持しての公開で、お客さんもだいたい7割は埋まっていました(通常上映は10時頃から1日6回ほど予定されていました。)
おみやげ(入場特典)ももらって帰りました。
強敵を倒し、ますます絆が深まったアスナとキリト。
これでまだつきあってるわけじゃないという…。ウソだろ!? キリトはアスナのおしりやおっぱい見て何も思わないのか?!、って思っちゃう。
戦闘シーンの音楽がとても良いです。という意味で、音響のいい劇場をおすすめします。(IMAXならその点はいいのでしょうね。)
3作目が楽しみですね。