2021年の公開時に劇場で見ましたが、改めてアマプラで鑑賞。
やっぱり、笑えてしみじみ。
私も、妻と朝夕の食事を共にしています。
同じ食卓を大事な人と囲むことがどれだけ幸せか、よく分かります。
冒頭の京都旅行、いいですね。
コロナ直前の秋に行ったことを思い出します。
紅葉がきれいだったなぁ。
ケンジのテンション上がりまくり。
シロさんがツーショットに入ってくれて、暗い坂道でエスコートまでしてくれる、幸せすぎる現実に、
「別れ話? それともシロさん死ぬの?」
とテンパります。
これって、中盤でシロさんが、
「ケンジが若い男と浮気? えっ…嫉妬してるのか、俺!?」
「病院?」
「…お前、病気なのか!?」
と問い詰めるシーンに対応してますよね。
あと、京都旅行の際に
《今度の正月は一緒に帰らない(母が体調を悪くする)》
とシロさんが言いますが、ケンジは内心傷ついたけど言わなかった。
で、あとでシロさんに「お前は怒っていいんだよ」と諭されるのが、見せ場のひとつでしたね。
お互い、思いやってるんだなぁ。いい関係。
まだなかなか同性愛が理解されない日本社会。シロさんが担当した事件で、ホームレスのおじいさんが「俺たちの言うことなんて誰も信用してくれないんだ!」に通じていて、切ないです。
シロさんの買い物仲間の富永さんに孫が産まれて、名前は偶然にもシロさんのお父さんと同じでした。
ラスト、お父さんが桜を見ながら
「酒飲みたいなぁ」
お母さん
「肉団子をアテにしましょうか」
が、お花見しているケンジの
「この肉団子、美味しい」
のセリフで、彼がシロさんの両親につながっているところも好きです。
ふたりだけで生きてるわけじゃない、周りの人がいるから幸せでいられる。
「孫ってそんなに必要?」とか遠慮なしに言うジルベールですが、言いたいことをストレートに言う。そういう人もいていいですね。
特に、これって家族の話に関わってるし。
彼のTシャツのセンスが可愛いかったな。2着くらい、ああいうTシャツ欲しいな。