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謎の生命体「ギタイ」の攻撃で人類は絶滅の危機に直面していた。
臆病な広報担当官ケイジはいきなり前線に送られ、はぐれ者ばかりのジェイ部隊に配属され、あわてふためいているうちに即戦死。
ところが、そのたびに生き返り、永遠に同じ時を繰り返すことに。
その理由を知っている戦士リタとともに、彼は何度も何度も死んでは経験値を積み上げ、力強い戦士に成長しながら「ギタイ」の撃退を図る…。
何と言っても、トム・クルーズが臆病な役を演じているのがとても珍しくて新鮮! そしてよみがえりを数百・数千回体験するたびに強くなっていく。我らがトムの大活躍!
先の戦闘の英雄リタもまた死に戻りの体験者だったが、今はその力を失ったため、ケイジに命運を託す。
動けなくなったら殺し、よみがえってまた失敗したら殺し、を何度も繰り返す超スパルタな指導は、冗談じゃねーよ! 俺もうこんなのやだよ!! とケイジの代わりに言いたくなるほどでした。
しかし、それではどうにもならない局面を感じると、次第にケイジは自ら工夫して事にあたるように。
「ねえ、これは何度目なの?」と聞かれても答えないことに彼のつらさが感じられます。
ラスボスを倒しにパリへ。彼とリタとともに戦ってくれるジェイ部隊がイカす。
このように伏線が張りめぐらされた脚本に率直に感心しました。
原作は日本人の小説です。ハリウッドだからこそできた映像化に、わが国の力の弱さを残念に思います。
それと題名は、原作がそうなので仕方ないのですが、これは長い! 作品の内容が想像しづらいですよ。
アメリカでの題名は「Edge of Tomorrow」。この方がしっくりきませんか?